この章からの重要事項

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さて、この章から順番に学習していきますが既にあれ?と思われた方もおられると思います。
「私のスマートフォンの画面と違う!」

 

iPhone(アイフォン アップル社製)といったスマートフォンの場合、アップルといった会社のみが作っています。
操作方法も同じですしアイコン(絵)も同じです。
巷にある教材がiPhoneのものが多いのは解説しやすいからです。

 

それに対してAndroid(アンドロイド)といったスマートフォンの場合、様々な会社が作っています。
操作方法はさほど変わりませんがアイコンやボタンの位置などが多少違います。
図解する場合どれかを基準にしないといけなくなり教材としてはとても作りにくいものとなります。

 

また、同じスマートフォンであったり、作っている会社が同じであったりするにもかかわらず、システムのバージョンが変わるだけで操作方法が変わったり、アイコンやボタンの位置が変わります。
よく使われる「設定」のアイコンひとつとっても、こんな風に違います。

 

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しかし、アイコンは違ってどれも下に「設定」と書いてあり出来る事や操作方法にさほど違いはありません。
作っている会社やシステムのバージョンが違っても、共通項目は標識の様に同じ形を使います。
「設定」も色や絵が違ってもどれも歯車ですね?

 

通常は「設定」などの様にアプリ名や文言が書かれていますが仮にない場合でも標識の様に見たらなんとなく分かる様に作られています。
例えば海外や知らない言葉で書かれているこういった標識や絵があった時に、なんとなく危険なのかな?とか入ってはいけないのかな?と感じませんか?

 

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スマートフォンは説明書を読んで深く学ばなくても直感的に使える事を重視しています。
それが分かりにくいものである場合、あなたが悪いのではなく、作った側が悪く、当然人気もありませんし仮に遭遇しても使う必要はありません。

 

後に学習していきますが、文言に関しても同様で「画面」と表記している会社もあれば「ディスプレイ」と表記している会社もあります。
これも同様に画面に関しての事なのだろうなと分かるようになっており、全く同じではありません。

 

横三本線で表記している場合もあれば、点が重なったもので表記している場合もありますが、意味は同じです。

 

市販の教材やこの教材で横三本線の部分をタップして下さいと図や解説があっても、ご自身のスマートフォンでは点が重なったもので表記している場合、臨機応変にこの部分のことかな?と操作してみて下さい。

 

様々な会社が作っているので仕方のない事ですが、アイコンが違っても、文言が違っても、ボタンの位置が違っても、全て直感的に使える様に作られているので、教材と全く同じじゃなくても慌てずに、三角のマークと書いてあるけど私の場合は四角のマークだなどと、ご自身のスマートフォンの場合はどうするのかに重点を置いて学習して下さい。

 

1 教材と全く同じ部分を探す。
2 無ければ似た部分や同様の文言を探す。

 

それだけでご自身のスマートフォンの場合はどうするのかが明確になります。
TVのリモコンや炊飯器のボタンと同じ様なものです。
次に操作方法ですが、一例として「電話」のアイコンをタップしても、システムのバージョンがAndroid8.0(アンドロイド)からAndroid9.0に変わると表示も変わりました。

 

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全く同じスマートフォンなのに、Android8.0の時に電話のアイコンをタップすると左側の(図1)だったのに対し、Android9.0に変わってから電話のアイコンをタップすると右側の(図2)となりました。(中にはどちらとも違う方もおられると思います)
(図2)の場合下の青い部分をタップしないとダイヤルの数字が出ません。

 

(図1)                 (図2)

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こういった部分がシニアの方が混乱される要因でもあるのですが、アプリ等も含めるとこの様な変更は割とあります。

 

「全く同じ」に拘りすぎるとこういった変化についていけなくなります。
多少アイコンや位置などが変わったとしても出来ることに大差はありませんし操作方法もさほど変わりません。
この場合も何の説明もなく突然変わりましたが、画面は違ってもなんとなくダイヤルするには数字をタップするのだろうとか電話をかけるには緑の受話器の絵をタップするのだろうと分かると思います。

 

逆を言えば説明書が必要なほどの変更や違いはシニアの方だけではなく使う人全てが混乱し苦情になってしまうのでないと思って下さい。

 

この教材に沿ってご自身のスマートフォンの場合はどうするのかを学習していくと、今後アイコンやボタンの位置、多少の操作方法に違いが出てもご自身で多分これだろうと分かるようになります。

 

教材作成中にもAndroidのシステムが更新され、操作方法やアイコン、ボタンの位置が変わりました。
同じスマートフォンですらどんどん進化し変わっていきますので、教材の図と全く同じじゃない方が普通と思って下さい。
凄く出来る人じゃなくてもこうすればこうなるのだろうと分かるように変更されています。
使っている図は主にSamsung社製のGalaxy9+といった機種でAndroid8.0のものです。

 

ご自身のスマートフォンと全く同じじゃないからとやめてしまうのではなく、多分これのことだろうといつの間にか出来るように作成してありますので、これから学習していく内容をご自身のスマートフォンの場合どうすれば出来るかをゆっくりで良いので順番にやってみて下さい。

 

真面目な方ほど陥りますが「全く同じ」「完璧」「出来ない部分をなくす」こういった部分に拘る方ほど、臨機応変さがなくなり結果的に使えません。
それは「全く同じ」=同じ機種ですらコロコロ変わるのでその状態は一瞬しかない。
「完璧」=自分に必要のない事が沢山含まれているのが普通。
「出来ない部分をなくす」=それをしている間は他の部分が出来ず面白くないからです。
あまり難しく考えず、臨機応変に対応し、ひとつを深くではなく、出来ることを増やしていく方がスマートフォンはどんどんと使えるようになります。
以下あなたはどちらでしょうか?
万が一出来ない方なら思考を少し変えてみて下さい。

 

 

 

<出来ない人の特徴>
「全く同じ」に拘るので少し違うだけで混乱する。
ひとつを完璧にしようと深く掘り下げ過ぎる。

 

(一例 メールの場合)
メールの送受信をする場合。
CCやBCCを用いた転送する場合。
ラベルや振り分け、フォルダ作成する場合。
など全てを完璧に覚えようと深く掘り下げます。
必要なら仕方ないですが、必要もないのに無理に学習すると、結局スマートフォンで出来る事はメールだけになってしまいます。
残念ながら細かい機能は覚えても方法の変更や使えなくなる事は多々あります。

 

この場合、最小限で「メールの送受信」だけを確実に学習して使える様にし、覚えても殆ど使うことがない様な項目は気にする必要すらありません。
スマートフォンにはあっても使わない機能が多々あります。
自分にとって必要な部分だけを確実に使えるようにするのはとても大切な事です。

 

 

<出来る人の特徴>
自分の場合はどうするのかだけを学習する。
ひとつの事を最小限で覚えてそれを確実に使える様にする。
完璧を求めず必要になればその時に学習する。
目的からそれず欲張らない。
(この場合メールの送受信だけを確実に出来る様にする)

 

 

そうすると、スマートフォンで出来る事は電話とメールだけではなく、
ラインも出来る。
必要な情報をすぐに検索も出来る。
健康管理も出来る。
写真編集も出来る。
地図も見られる。
決済や買い物も出来る。
といった具合にどんどんと世界が広がります。
更にやっていくうちに(この場合メールの深い部分)も自然と出来るようになります。
そして、多少の変更や違いがあっても臨機応変に対応出来るようになります。

 

 

 

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